「高橋さんに講師をお願いしたいんです」

8月初旬のビアガーデン。
向かいに座った青年が
さわやかな笑顔でお願いをしてきた。

ビールが進んで気分が良くなっていた私は
よく考えもせず、二つ返事で
「私で良ければ。ありがとうございます」
とこたえた。




中学、高校時代
将来の夢は「英語の先生」だった。

理由は単純で、
英語が得意科目だったこと
中学時代に放送されていた
「金八先生」にまんまと感化されたこと。

いま振り返ってみると
世の中にある職業をあまり知らなかったというのも大きいかもしれない。


模試でA判定だった教育大学に落ち、
記念受験で受けた関東の大学に進学した。

語学で有名なその大学に入学すれば、
自動的に英語がペラペラになるだろうと期待に胸を膨らませた。

実際に入ってみると、ペラペラになるどころか
帰国子女やハーフの同級生との
圧倒的な語学力の差にショックを受けた。

そこから這い上がる努力よりも
魅力的なものものが
東京にほど近い環境にはあふれていて

必要最低限の単位をとって
「とりあえず卒業はする」という方向にシフトした。

教師にならないにしても、
「とりあえず取っておこう」と思っていた教員免許も、
教員課程の授業がとれるようになる2年生の頃には

「別にいいかな」に気持ちが変化し
あっけなく「先生」になる夢は消えた。




あれから18年の時が経ち

想像もしなかったオファーがきた。

「高橋さんに講師をお願いしたいんです」

ビアガーデンで話を受けたときには、
小規模で和気あいあいとしたムードで……
というような説明で、それなら大丈夫かなと引き受けた。
(酔っぱらっていたので記憶があいまいだけれど)


10月に入り、打合せをしてみると
思っていたよりもかなりしっかりした内容のものだとわかり
内心あせった。

今さら「出来ません」というわけにもいかず

担当の方に、初めてのことでわからないことだらけである旨を伝え
相談に乗ってもらいながら、内容を組み立てていった。


11月11日(金)と14日(月)の2回
倶知安と札幌の会場で

JA北海道 
発進力強化研修会で、講師をつとめさせていただきました。

2016-11-11-15-27-05

mogmagの事例をまじえながら、
情報発信についてのお話と簡単なワークを実施しました。


どちらの会場でも、皆さん熱心に耳をかたむけてくださり
終了後のアンケートでも反応は上々でした。
貴重な機会をいただけたことに感謝しきり。

毎年おこなわれている研修会なのだと思っていたら、
今年が初の試みとのこと。

そんな記念すべきタイミングで
声をかけていただけたことが嬉しいし、光栄だなと感じた。

お話しした内容が、受講した方にとって
少しでも今後のヒントになればいいなと思う。



人生のどこかでつまずいても
挽回するチャンスはいくらでもある。


「英語の先生」にはなれなかったけれど
研修会の講師というかたちで、「先生」になったよ
と18年前の自分におしえてあげたいな。


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