札幌を中心に発行されている

mogmag(モグマグ)」という食育のフリーマガジンがあります。


ブログのタイトルにあるように、私が編集長であり、創刊者です。


モグマグを創刊するまで、デザイナーとしてお仕事はしていましたが、出版社での経験はゼロ。 


そんなわたしが、どうしてフリーマガジンを創刊できたのでしょう?


インターネットの時代だからこそ、実現できた。

そのシステムとは?





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誰にでもチャンスを与えてくれる

『クラウドファンディング』


『クラウドファンディング』という言葉を聞いたことはありますか?

インターネットを通して、不特定多数の人から小口の資金を集める仕組みです。

crowd(群衆)+funding(資金)=CrowdFunding


日本では、東日本大震災を機に普及してきました。

一般的なのは『購入型』と言われる仕組みで、


何かの企画を立てる

↓ ↓

その企画に賛同・共感してくれた人たちが出資してくれる

↓ ↓

資金が目標金額に達したら、企画者はプロジェクトを実行

↓ ↓

企画者は出資してくれた人たちに金額に応じたお返し(リターン)を渡す

という大まかな流れです。


このシステムを利用し、

どうやって食育フリーマガジンモグマグを創刊したのか……そのヒストリーをひもときます。



やりたいことを宣言して、自分を追い込め!


クラウドファンディング以前の話。


夫と何度もmogmag モグマグの企画について話をしていました。

でも、二人で話してるだけじゃ進まない。


「これはどうしたって、自分の手で実現したい……」

なかば取り憑かれたように、思っていました。


そこで、周りの人に宣言することを決意します。


2015年の元日

フェイスブックで今年の目標として


「ママ向けの食育のフリーペーパーを作る!」


と宣言し、自分を追い込みました。



子どもがいる友達からは「楽しみ!読みたい!」という声や

「何か出来ることがあれば手伝うよ~!」と言ってくれる人も。

周りからの反応は上々でした。


宣言したら、あとは行動するのみ。

まずは企画書?ということで企画書を作成。


経営者の方など、「この人!」と思う方にアポをとり

企画についての意見や

ビジネス的にどう思うか、といったお話を聞きました。


「すごくいいね!絶対やった方が良いよ!」

「いや~難しいんじゃない?厳しいと思うよ」


などなど賛否両論です。


ネガティブ体質のわたし。

なんの経験もないのに作るのは、やっぱり無謀かな~? 

と少し落ち込んでいたところで

思い浮かんだのが

『クラウドファンディング』でした。


クラウド+ファンディングだから、確かお金を集める仕組みだよね?



これなら、わたしの想いを形にできそう……


偶然、時を同じくして、夫がクラウドファンディングについて調べていました。

仕事用にまとめた資料を見せてもらい

自分でも関連するサイトを比較検討。


不思議な偶然が重なり

クラウドファンディングのセミナーに出席した友人が

講師の方の本をプレゼントしてくれました。





調べる中でわかったのが


・実績がなくてもチャレンジできる

・市場のニーズを調べることが出来る

・応援してくれる人(ファン)ができる

・事前のPRにつながる


などなど。


「あ、これなら私にもチャレンジできるかも?」


そして、『支援してくれた人にお返しが出来る』というシステムが何より良い!


不安よりもやりたい気持ちが勝り、

夫の「申込だけでもしてみたら?」の一言で、スタートすることになりました。



いざ!スタート……その前に


様々なクラウドファンディングサイトを比較検討し

最終的に「ココ!」と決めたのが

日本最大級のREADYFOR。


成功実績にフリーペーパーがあったこと、

サイト自体のつくりなど、全体的に使いやすそうな感じだったことから選びました。


申し込むとまずは審査があり、承認されると連絡が来ます。


その後、キュレーターという担当者の方に相談しながら、

プロジェクトの内容を細かく決めていきます。


・自分のプロフィール

・プロジェクトの概要

・目標金額

・お返し(リターン)の設定


プロジェクトの概要は、

・どんなプロジェクトなのか

・どういう経緯でやろうと思ったのか(ストーリー)

・実現することでどんな良いことがあるのか、

・なぜクラウドファンディングなのか


これらを文章にまとめるのですが

これがなかなか難しい。


自分の想いを「伝わる」かたちで文章にすることの難しさを痛感しました。


何度も書き直し、

それでも「伝わるかな~?」と不安になりながらメールを送信。

↓ ↑

それをキュレーターの方がより伝わりやすくブラッシュアップ。

このやり取りを何度も重ねました。


メールと電話だけで、わたしの思いをこんなにもわかってくれるとは!

と感動しながらの作業。

キュレーターだった江藤さんには感謝しきりです。



プロジェクトの概要と並行して考えるのが「リターン」とよばれるお返し。

これ、結構重要なポイントです。


わたしは「食育」というキーワード+北海道ということで

北海道のおいしいものに。


・北菓楼のバウムクーヘン、 

・じゃがいも詰め合せ(キタアカリとインカのめざめ)

・北海道米 


自分がもらって嬉しい。

自身を持って人にすすめられるものを「リターン」に設定しました。


通常、審査を通過してから

プロジェクトの公開までの準備期間は3週間~1ヶ月くらいとのこと。


なのに、私は諸事情により2週間弱という突貫工事!


キュレーターの江藤さんと二人三脚で

なんとか準備をし、

2015年2月26日

いよいよREADY FOR? に

わたしのプロジェクトページが公開されました。

支援の募集期間は30日間。


ここだけの話、

当初は30日で支援が集まるという自信がなく、

45日に設定していました。


ところが、キュレーターの江藤さんから

「目標金額と内容から考えて30日の方が良いですよ」

とのアドバイス。内容と日数の適切なバランスがあるんですね。

素直にしたがいました。


公開したからって、簡単に目標達成するわけじゃない



クラウドファンディングは、プロジェクトを公開したからといって

自動的に支援が集まる魔法の仕組みではありません。

多くの人に知ってもらい、応援してもらうためには

プロジェクトの作成者が「がんばる姿」をみせていくことが大切です。


具体的には、以下の3つを実践しました。


1.なりふり構わず、メールやメッセンジャーを送りまくれ!


内容は…

クラウドファンディングとはどういうものなのか

どういう想いでどんなプロジェクトを立ち上げたのか

共感いただけたらご支援をお願いします。


人に何かをお願いするのが恐ろしくニガテな私。

しかもお金が絡むことだったので尚更です。


けれど、そんなことは言ってられない!

ドキドキしながらも、

メールとメッセンジャーを送りまくりました。


元来ネガティブ体質のため

返信がなくて落ち込むことも多々ありましたが、

いまとなっては良い経験です。


2.プロジェクトページとFBでカウントダウン!




プロジェクトの成功者がやっていたので

真似してみました。


READY FOR? のプロジェクトページでは進捗報告が出来るようになっています。

そこで、ほぼ毎日カウントダウン用の画像を作り、

『食』に絡めたネタで記事を更新していました。


例えば、『食育』という言葉について調べたり、

今日は●●の日など。

私が作ったお弁当を栄養士の母に採点してもらい、

写真とコメントを掲載するという試みもおこないました。


FBでつながっている人たちには、
かなりインパクトがあったようです。


3.興味をもってくれた人には、会いまくれ!


行動すると、変化が起こる。

メールやメッセンジャーを送る中で、意外な人が反応を示してくれたり、FB経由で「お会いしたいです」と言ってくれる人が現れる……そんな現象が起こりました。


興味を持ってくれた人に会うことは、何かに繋がるチャンスです。

とにかく何かしらの反応をくれた人には、必ず会って想いを伝えました。


この行動が、取材につながったり

その後のmogmag(モグマグ)継続への道筋につながっていきました。




目標達成! そこから思うこと……


30日というプロジェクトの実施期間は、想像以上に長いものでした。


ネガティブ体質の人間にとっては、

正直なところ、精神的に結構キツかった!


メールを送っては凹み。

疑心暗鬼になり、やらなきゃ良かったんじゃないかと後悔し…。

今となっては、笑い話ですが

この30日間は、自分のメンタルとの闘い。


でも、諦めたらそこで試合終了。


弱い自分と闘いながらも、目標を達成することが出来ました。




支援者の大半は、

友達や親戚、仕事でお世話になっている方、先輩や後輩など

以前からつながりのある人たちでした。


応援してもらえたことで

「絶対に良いものを作ろう」という気持ちは、より一層強いものになりました。


今でも応援してくれていて、感謝の気持ちは、言葉では言い表せないほどです。



クラウドファンディングは、

プロジェクトを掲載したからといって自動的に資金が集まる魔法のシステムではないけれど

夢や目標を持つ人が、それをかなえることの出来る、素晴らしい仕組みだと思います。


アイディアがない、という人も

支援するという形でプロジェクトに参加することが出来る。


こういう形で人が、想いが、

つながっていくって

すごくステキだ。


 みんなに応援されて誕生したモグマグ。


これからも大切に育てていきます。